(6) Stone Temple Pilots

(6) Stone Temple Pilots


STP1




知らないうちに「やっぱり」解散してしまったSTP。
日本では「ストテン」とかいうちょっとお間抜けなニックネームをつけられてましたが
(仕方ないんですけどね。日本語の短縮ってこういう形になっちゃうのが常ですから)
本国アメリカでは「STP」で十分通じます。
私のボストン時代のお気に入りのバンドでした。

が、いかんせん、Vocalのスコット・ウェイランドのクスリ関係でバンド全体が思いっきり振り回されてしまって、
なかなか思うようにバンドとして活動できてませんでした。
もったいない。すごくいいバンドだったのに。

デビューアルバムの「Core」が馬鹿売れしてから3枚目のTiny Musicまで
本当に飛ぶ鳥を落とす勢いで売れまくってました。
一時私はこのバンドとPearl Jamしかきいてなかったです。
目が覚めたらSTP、寝る前にPearl Jamと思いっきりグランジしていた90年代中ごろの私。

とにかく曲がいいのです。
Sex Type Thingでがんがん飛ばすかと思ったら、
CreepやStill Remainsで泣かされて(笑)、
Plushはおなかに響くし、
それかと思ったらInterstate Love Songはなんてさわやかなんでしょ。
Tumble in the roughやらTrippin' On A Hole In A Paper Heartもノリノリなのに、
Lady Picture Showみたいなラブリーな曲もあったりで、
すごい、このバンド、ただのグランジじゃない!って感動してました。

だけど、バンドは活動してなんぼ。
シャバにいるよりリハビリ施設にいるほうが長いヴォーカリストでは、
レコード会社もバンドも思うようにプロモーションやツアーに動けず。
で、やっぱり最後はお決まりのように解散。
わからないこともないわな。

でも、私はそんなダメ男くんのVocalが好きです。
彼の声がなければSTPじゃないと思うぐらい。
だからこそ、スコットがなかなかクスリと手を切れないというのを見ていて
ファンとしてはかなり残念でした。
これでスコットもオシマイだな、なんて。

ですが・・・祝・スコット・ウェイランド復活!
元GNRのDuffやSlash、Mattと新バンド、Velvet Revolver結成。
おまけにファーストアルバムのContrabandはビルボード初登場で第一位。
ばんざ~い!
もう、スコットがまともにステージに立って歌ってるというだけで私はうれしいです。
(そりゃ元GNRファンとしてはスラッシュとダフが楽しそうにプレイしてるの見るのもうれしいけど)
最近はこのVelvet Revolverばっかり聞いてます。
私の大好きなバンドのメンバーたちが集まってレコーディングしたアルバムなんだから、
良くないわけないじゃない(爆)。
とにもかくにも、Scott復活で私はうれしいです。
もう、ヤク中の生活に戻らないで欲しいものです。









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